仕手株の見分け方

仕手株の選別と入手

まず仕手株の選別ですが、投機家は普段からターゲットとなりそうな銘柄を常に探しています。基本的にはあまり経営が好調ではなく、株価も低迷傾向で推移している銘柄を狙うことが多いようで、それなら安価な株価ですから小額資金でも株を買い集めることができるからで、更にPBR指標の低迷時にも、その株価が急騰していく理由を後で付けることも可能になります。


PBRとはPrice Book value Ratioの略で、1株あたりの純資産に対する株価の倍率である株価純資産倍率を測る指標です。


また後述の理由により信用取引銘柄であることが望ましい。 こうして株の選別をしたら、次は仕込みとなりますが、ここで投機家はその株を急激に買い集めたりはせず、どちらかというと少しずつ静かに市場に影響しないような単位で、じっくり期間をかけて買い集めます。そのため、一般の投資家には気づかれにくいのです。


又、悪徳投機家は違反行為である「風説の流布」や「見せ板」なども駆使して暫くは株価を低く維持します。


しかし、じっとしているわけではなく、投資情報機関を通じてその株に大物資金が入りそうだ、というような情報を流していき、最後は個人投資家までその情報が流れていくように仕掛けをしているのです。ここは個人投資家がはまりやすいポイントなのでよく知っておいてください。